遠洋漁業の漁師・乗組員はお金が溜まるそうだが本当のところは?



キャリアアップ 漁師

 

 

遠洋漁業の収入が表題となっていますが、どんな職務につくかでも収入は大きく変わっていきます。漁師になってからのキャリアアップは、ある意味ちょっと企業での出世と似ているかもしれません。

 

沿岸漁業のキャリアアップと沖合・遠洋漁業のキャリアアップは、性格が異なります。経験を積んで幹部職員を目指す方法もありますし、それだと中・大型船の乗組員となって働くことが主になります。資格獲得にチャレンジして、キャリアに磨きをかけていくわけです。

 

漁業会社の船員として働く場合は、甲板部、機関部で働いて経験を積みます。そして必要な資格を取ります。航海士(海技士・航海)、機関士(海技士・機関)などがそうです。

 

漁船のリーダーを目指すなら、漁船の最高責任者である漁労長を目指すことになります。中・大型漁船の乗組員には序列と役割があります。漁労長は操業・漁獲を指揮する最高責任者であり、「船頭」と呼ばれます。

 

船長は船の運航を指揮する監督責任者です。機関長はチーフエンジニアであり、エンジンなどの保守・点検を担当する責任者です。通信長は無線などで他の漁船や陸上との連絡を担当します。一等航海士は甲板部の指揮監督を担当するチーフオフィサーです。一等機関士は機関長を補佐するファーストエンジニアです。

 

他にも、操機長、甲板長、冷凍長、司厨長などの職もあります。当然ながら、職種によって収入も違ってくるわけです。